リーダーシップのありかた


こんにちは、編集部の牛原です。今週はあいにくの天気ですね。強い低気圧のお陰で冬の寒さが戻ってきたようです。夏めいていた先日の土曜日が恋しい感じです。

さて、久しぶりのブログで何を書こうかと考えていましたが、昨日(4月18日)に出席させていただきましたセミナー「次代を担うリーダー『人財』育成と自分らしさの発揮・自己実現を考える」について少しご紹介したいと思います。
このセミナーはアゴス・ジャパンに名称変更をされた、元プリンストン・レビュー・オブ・ジャパンの特別イベントとして開催されたものでした。タイトルにあるように、人財育成や自己実現のサポートのための具体的な取り組みについて“考えるきっかけ”を提供するもので、出席者はざっと300名ほどでした。
その内容は、最初に一橋大学大学院ICS研修科長 竹内先生の基調講演、その後株式会社ワーク・ライフバランス代表 小室氏とアゴス・ジャパン会長の横山氏を加えてのパネルディスカッションで構成されていました。

竹内先生は以前『GLOBAL MANAGER』誌第22号にご登場いただき、取材中思わず時間を忘れてしまうほどお話に引きこまれたことを思い出しました。昨日のセミナーでも最初にグッと聴衆をつかみ、あっという間に45分が過ぎた感じでした。ice breakingとして会場に向けて行われた簡単な心理テストは大いに盛り上がりました。スクリーンに表示された「○△Z□」のいずれかに直感で挙手させ、それぞれの形が持つ心理結果を竹内先生が発表しました。
ちなみに、
□=非常に頭の良い人/、Z=発想力に長けている人/、△=リーダーシップに秀でている人/、○=酒と女(男)に溺れるひと・・・。
○を選んだ私は一瞬凹みましたが、「この心理テストには信憑性はありません」という竹内先生の最後のお言葉に救われました(笑)。

さて、竹内先生の基調講演で非常に印象に残ったのが「世界において日本が自信を持てるのはTrusted Partnerであること、その点で日本人はもっとリーダーシップを発揮すべき」という言葉でした。『GLOBAL MANAGER』誌 第29号(4月下旬にお届けいたします)にご登場のウィル・シードの船橋氏も「あらゆる国々から謙虚に学ぶと同時に、母国と自分に誇りを持ち、世界でもっとリーダーシップを発揮すべき」とお話されていました。ぐいぐいと引っ張る強いイメージがリーダーシップと思いがちですが、いろいろな形でリーダーシップは存在しえるのだと、あらためて学びました。

また、小室氏のお話の中に、「信頼、創造(発想)の点で評価されている日本人に、今後伝達能力が求められる。リーダーとして異なる価値を持つ人をまとめるにはプレゼンのスキルを磨くことが大切」という一説がありました。そう語る小室氏自身のお話はとても説得力があり、竹内先生同様に人を惹きつけるモノを感じました。仕事に育児、あらゆる点で小室氏から大いに学ぶ点があると思いました。

ちなみに『GLOBAL MANAGER』誌 第27号のGm必須スキル養成講座では、プレゼンテーションについて掲載していますのでご参考ください。


セミナーのパネルディスカッションでファシリテーターをなさっていたアゴス・ジャパンの社長は冒頭で、お話好きの3人が集まっているので、決してタイムスケジュールどおりには行かないと断言されていました。そしてそのとおりになりましたが、非常に盛り上がったセミナーでした。編集長ありがとうございました。
最後に新しい仲間、近松をどうぞよろしくお願いいたします♪
以上、牛原でした。


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