今日の日の入りは何時ですか?

急速に寒くなってきましたが、皆さんの体調は大丈夫ですか?


私は風邪を引きやすいので、季節の変わり目は特に気をつけないと、
と気を引き締めています。
現在の仕事では、海外へ飛び回っている方とお話しする機会が多いのですが、
そういう方たちは、季節どころか昼夜逆転、気候そのものが正反対
なんていう状況で仕事の成果を出しているわけだから、
グローバル時代のビジネスパーソンは、体力も必要だなぁと思わされます。


もちろん、国内にいても取引先が海外の場合、
時間を合わせるために早起きをしたり、
遅くまで会社にいるなんてこともありますよね。


私が以前いた会社では、
早朝や夜のテレビ電話会議をやっていましたが、
それが約10年前の話なので、今はもっともっと世界が小さくなっているはず。
私も他人事のように話している場合じゃないですね・・・。


さて、先週国際連合工業開発機関(UNIDO) 事務局長ユムケラーさん
(詳細はコチラをどうぞ)の取材へ行ってまいりました。
UNIDOの東京投資・技術移転促進事務所については、
以前に岩楯が詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。



場所は帝国ホテルだったのですが、
取材部屋名を帝国ホテルのホームページで調べることができず、
いったいそんな部屋が存在するのだろうか?
と不安になりながら現地へいくことに。
さらに、帝国ホテル内でも標識でハッキリと示されることはなく、
レセプションで聞いてやっと場所がわかったのでした。
要人用のスペシャルなお部屋なのでしょうか。ちょっとドキドキです。
部屋に入ると、国旗や部屋のレイアウトの準備など、
多くの人がキビキビと出入りをする様子を見ながら、
ユムケラーさんの存在感、お立場というのを肌で感じてきたのでした。
大変お忙しい中の貴重なお時間をいただいて聞いたお話を、
GMを通して皆様にお伝えできることがとても嬉しいです。


さて、お伺いしたお話についてはGM本誌に任せるとして、
印象的だった取材風景をご紹介したいと思います。


皆さん、日の入りと日の出の時間を意識したことはありますか?
実は、取材前にUNIDOの方が帝国ホテルのスタッフに
「今日の日の入りと明日の日の出の時間は何時?」と聞いているのを耳にし、
なぜだろう?と思ったのですが、ちょうどラマダン期間だったようです。
ユムケラーさんは、取材日の日の入りまでは
ずっと何も食べていらっしゃらず、
取材前にちょうど日の入りしたことから、少しコーヒーを飲まれていました。


こういう風景を目の当たりにすると、
今までの自分の文化範囲内での考えでは、
わからないことがたくさんあるなぁと実感します。

組織上だけでなく、個人ベースでも、
さまざまな文化、生活様式、考え方などを互いに理解して、
それを自然に実行できたらいいなと思いました。


ちょうど昨日、企業価値向上のためのダイバーシティ・マネジメント
というシンポジウムに行き、上記のことも含めて考えさせられることが
たくさんありました。
どんな人も、そのバックグラウンドを含めて、
個性と強みを発揮しながら働きやすい環境にすることは、
企業の規模、国に関係なく大切なことだろうと思います。


このシンポジウムの詳細については、編集長にバトンを渡したいと思います!



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