お薦めしたい1冊


こんにちは牛原です。

本日は私のお薦めしたい1冊をご紹介したいと思います。

それは『GLOBAL MANAGER』第27号「船川敦志が聞く!世界標準ビジネススキルの磨き方」にご登場いただきました、今北純一氏の新刊「ビジネス脳はどうつくるか」です。


まずは今北氏のご紹介から。

今北純一氏は、東京大学大学院修了後、日本企業へ研究員として入社。その後ニューヨーク州立大学へ留学、オックスフォード大学招聘教官を経て、世界的研究機関であるバテル記念研究所にて研究員としてご活躍。ルノー、エアーリキードなど数々のグローバル組織で要職を務め、現在は経営戦略に特化した欧州系のコンサルティング会社コーポレート・バリュー・アソシエイツ(CVA)で欧州と日本を拠点に、政府系機関や日本と欧米の有力企業のトップマネジメントを顧客にご活躍されています。これまでも多数出版なさっています。

そもそも弊誌第27号の取材(パリで行われました)テープを聴き、その内容に素直に感動しました。しかし、文字数の限られた誌面ではそのすべてを伝えることが出来ず、少々残念に思っていたとき、この本の存在を教えていただき、Amazonですぐ購入しました。

著書については、『GLOBAL MANAGER』のウェブサイトでもご紹介しています。

著書を手にしてまず、表紙にオレンジ色で書かれた「Carpe Diem(カルペ・ディエム)」はいったいなんだろう?ページをめくると

ホラティウスの詩句によるラテン語で「今日一日の花を摘め(今を楽しめ)」の意。

と書かれていました。うーんなんだか素敵です。

読み進めると、今北氏のスマートで熱いメッセージがぎゅっと詰まっていて、読み終えると自分が賢くなった気さえしました(笑)。難しいトピックは身近な題材を用いて説明されているため「ちょっとハードル高そう・・・」と思っていた自分でもスーと入ることができました。また、月並みな表現で恐縮ですが「目から鱗」的な内容が盛りだくさん。視点を変えるとその状況までも変化する、というくだりなど「いわれてみれば・・・」と何度も鱗が落ちたように思います。そして何よりはっきりモノを言い当てる著書の自信が文章から伝わり、迷うことなく読み切りました。実は自分は、知らず知らずのうちに「物事を深く考える」ということを怠り、受身で生きていることに気づき、それが自身を錆付かせる危険なことだということに気づかせていただきました。

最後に今北氏の著書に出てくる「MVP」というお話をご紹介します。たとえば目の前に山があり、「あの山に登りたい」と目標を立てることをミッション(M)とします。「この道筋で自分は行くんだ」というロードマップをビジョン(V)、「夢をとことん本気で追いかける」エネルギーがパッション(P)。これは未来を切り開くためのヒントで、「MVP」がきちんとしていれば本物として残っていくことが出来るといいます。

もしこのような明確な「MVP」を自分でたてられたら、または企業のトップが見せてくれたら、個人のモチベーションはとても違ってくるのだろうと感じました。

他にもご紹介したい内容がたくさんありますが、まずはお読みください。
あなたが“ブレークスルー”するきっかけになる1冊かもしれませんよ!

ということで、牛原でした。

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