ボランティア活動 その2


こんにちは。『GLOBAL MANAGER』編集部の岩楯です。ゴホ。ゴホ。

軽く風邪をひいたようです。ゴホ。ゴホ。皆様も手洗い・うがいをきっちりして、風邪にお気をつけ下さい。ゲホ。ゲホ。

「く、く、苦しい・・・」

さてさて今日は、先週の土曜日に去年11月にも参加したJICA主催の「ワン・デイ・ボランティア」に参加してきたので、そのお話をしたいと思います。

まずその前に、「ワン・デイ・ボランティア」とはなにか?と申しますと、JICAが毎年行っている『青年招へい受け入れ事業』の一環で行われているものです。

では、具体的どんなことをするボランティアなのかというと、

外国青年と一緒に日本の町を散策しながら、電車の乗り方から買い物の仕方まで、日本語を教えるボランティア
JICA Websiteより抜粋」

でございます。

今回日本に招へいされた青年は、コーカサス(経済・教育分野)、トルコ(警察)、ヨルダン(社会福祉分野)の方々でした。いや〜ホントにシブい国&分野ばかりです。

そして、自分が担当させていただいたのがトルコの首都 アンカラで機動隊員をしている方でした。JICAの職員の方もおっしゃっていたのですが、とても明るく、ハキハキとしたナイスガイでした。

お昼くらいにJICAの施設で対面し、出かけることになったのですが、彼と相談した結果「みんなで浅草に行こう」ということになり、トルコ人青年4人と日本人ボランティア4人の計8人で行動することになりました。

皆さんトルコでは警察関連のお仕事をしており、自分のパートナー以外の方は『婦警さん(美人でした!)』、『情報部門』、『インターポール部門(!)』にお勤めでした。「僕はトルコのインターポール部門に勤めてるんだよ」と聞いて、真っ先に「ルパンⅢ世の銭形警部」が頭に浮かんでしまいました・・・まさかインタポールの仕事をしている人と出会えるとは思いませんでした。普通に生活していては、なかなか出会う機会のない人に出会えるのがこのボランティアのひとつの魅力だと思います。

ようやくJICAの施設を出発し、浅草へ向かう道すがら自分のパートナーといろいろ話していると、彼は大相撲の大ファンで、『朝青龍は俺のヒーローだ』とうれしそうに語っていました。シ、シブすぎる。さらには、日本の学生がトルコに相撲の遠征に行ったときに、彼らと相撲を取ったらしく、その写真を誇らしげに見せてくれました。ホントにシブい。

そうこうしているうちに、浅草に着き、雷門に到着すると、彼はおもむろにメモ帳を取り出し、雷門斜め前の交番へ入っていきました。慌てて追いかけてゆくと、彼はおまわりさんに向かって「コンニチハ。ワタシハ トルコカラ キタ ケイサツデス。イッショニ シャシン トリマショウ。」と予めメモ帳に準備していた文章を読み上げていました。その姿を見て、自分は彼の「熱い警察官魂」と「警察官に国境は無いこと」に感動しました。さらに、そのおまわりさんも「いいですよ」と二つ返事で快諾してくださり非常に嬉しかったです。やはり「警察官としての仲間意識」が喚起されたのでしょうか。

無事におまわりさんとの写真撮影を終え、仲見世見物をしていると、彼は「大相撲Tシャツ」(その当時の幕内力士が全員プリントされているもの)を見つけ大興奮。残念ながら彼のヒーロー朝青龍は入っていなかったものの、即購入していました。そのくらい大相撲が大好きなんです。

その後「両国に行って国技館を見よう」という話になり、みんなで両国に移動しました。残念ながら既に一月場所が終わっていたのと、闘牙関(もみ上げが素敵でした!)の断髪式で、国技館の中に入ることができませんでした。そのことを彼に伝えると、再びあのメモ帳を取り出し、警備員さんのもとに歩いてゆきました。そして、「ワタシハ トルコカラ キマシタ。スモウ ダイスキデス。」と精一杯のお願いをしてみたものの、やはり中には入れてもらえませんでした。すると、せっかくだからこの警備員さんと写真を撮りたいと、初めは戸惑い気味だった警備員さんと二人で国技館をバックに写真を撮っていました。

国技館には入れなかったものの、いろいろと相撲グッズを買えたので、「とても楽しかった」と彼は言ってくれました。また、彼の友達たちも「面白かった」と言ってくれたので個人的にはとても嬉しかったし、充実したボランティア活動でした。

今回でこのボランティアに参加したのは2回目なのですが、やはり「まだまだ自分は日本について知らないことが多いなぁ」と感じました。国技館も実際には自宅の近くなのですが、幼き日に一度行ったのをおぼろげにしか覚えていません。なので、国技館について十分な説明をしてあげることができませんでした。。。「灯台下暗し」 とりあえずは、我がふるさと『東京』からしっかり紹介できるようにしようと思ったのでありました。

そんな感じで今日は、結局『GLOBAL MANAGER』の話題には結びつきませんでした・・・が〜ん。が、しかし最新号は近々皆様のお手元に届きますので、楽しみにしていてください。

それではでは。岩楯でした〜 ゴホ。ゴホ。