「チャレンジすること」について


こんにちは、編集部の牛原です。

1月29日に『GLOBAL MANAGER』第28号が納品されました。包みを開けて手に取る瞬間は、毎号ワクワクドキドキします。若干不安が入り混じるなか、1ページずつ確認して安堵。それからその号が旅立つのをみんなで見送ります。(“発送作業”のことです)
読者の皆様のお手元には、2月上旬にお届けできると思います。どうぞお楽しみに。

一方で既に第29号の制作に取り組んでおります。先日の編集会議でテーマが決まり、着々と人選が進んでいます。第29号のテーマは「グローバルチャレンジャー(仮)」。成功に甘んじず、夢を追い続け、果敢に挑戦している方々にお話を伺います。

“グローバル”ではありませんが、身近なところで熱くチャレンジしている私の義兄夫婦のお話をちょっぴりご紹介します。

彼らは、「Suzuki Method(才能教育)」というところで、子供たちにバイオリンを教えてかれこれ24年になります。(ちなみに自身でも演奏します)早い子だと2〜3歳くらいから、16分の1という小さなサイズのバイオリンを使い「キラキラ星変奏曲」から習い始めるそうです。2〜3歳!?まだ赤ちゃんのような気がしますが、実際に発表会で見かけました。小さいながらも礼儀正しく必死に頑張っている姿が、いじらしいほど可愛かったのを憶えています。生徒さんの中にはそんな頃から習い始め、立派な大人に成長し、今はそれぞれの道に進んでいるそうです。バイオリンの先生と生徒という、長い年月の中で好きなことを通して生まれた師弟関係を、なんだかうらやましく思います。

さて、そんな義兄夫婦が5年前に旅行で訪れた「宮古島」の魅力にすっかりはまったそうです。それ以来少なくとも年4回(1回の滞在は2週間)通い続け、そのたびごとに現地の方々と交流を深めていたらしいのです。はじめは「バイオリン聴かせて!」と話が広がり、そのうち「バイオリン教えて!」と子供たちが集まってきたそうです。そうこうしているうちに宮古島市がのりだし本格的にバイオリンを教えてほしいということになり、本人たちも「将来、宮古にジュニア・オーケストラを創るお手伝いができたら!」と、今年1月に宮古島へ移住しました。(この話は、宮古毎日新聞新年号の特集記事に掲載されていました)四十うん歳でくだした大きな決断だったと思いますが、彼らの熱いチャレンジにエールを送りたい、そして暖かくなったら是非遊びにいきたいです!(よろしくお願いします〜)

チャレンジするということはとってもパワーがいるし、年とともにいろいろなことを理由にあきらめてしまいがちです。しかし、自分がチャレンジしたことが、周囲の人をも巻き込みさらに大きなチャレンジなるとき、普段味わえないような充実した気分を経験することが出来るのだろう、と思いました。

グローバルとは遠い内容になり、失礼しました。以上、牛原でした。

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