ベトナム


こんにちは。『GLOBAL MANAGER』編集部の岩楯です。

今日は何やら「春の嵐」といった天気ですね。「こんな日には何かが起こるんじゃないか・・・」と思っていたら、案の定自宅に財布を忘れ「お昼ごはんが食べられない・・・」とテンパっていたら、同じ編集部の牛原さんがお昼代を貸してくれました。ありがとうございました!

「嵐の前の静けさです・・・」

さてさて、編集部では各号の制作と平行して、取材対象になりえそうな方を常に探しております。その一環として、「グローバルビジネス」「人材教育」などをキーワードにしたセミナー・講演会等に積極的に足を運んでおります。

そんなわけで、先日編集長Sより特命を受け、社団法人 日本在外企業協会様主催の第22回『事例研究会』「ベトナムでの事業体験 〜愛すべき国、ベトナム〜」に行ってまいりました。今回のスピーカーは松下電器産業㈱ アジア大洋州本部 ベトナム事業推進担当理事であり、前パナソニックベトナム社長でいらっしゃった岡田 満氏でした。

岡田氏は、近年「中国plus1」として注目を集めるベトナムにおけるご自身の貴重なご体験を、具体例をまじえつつ語ってくださいました。その中で一番印象的だったのが、「ベトナムの一番の魅力は、現地の人々だった」とおっしゃっていたことでした。

岡田氏によると、ベトナムの人々は一度信頼関係を築けると、多少の無理をお願いしても快く対応してくれるそうです。また、「自分たちの国をより良くしよう」という向上心がとても強い方々だったとも言っていらっしゃいました。

そのお話を聞いていて、岩楯はふとある人物のことを思い出しました。その人物とは、自分が米国で勉強していた頃に、とってもお世話になったベトナム人のベン君です。

彼とは、大学内にあるジムで自分を"Emergency Room送り"にしてくれたポーランド人の元ルームメートを介して出会いました。元々彼は、アメリカで生まれたわけではなく、小学生のときに家族全員でベトナムから移住してきたそうです。かなり突然の移住だったらしく、英語が全く話せないまま転入した小学校では、言葉だけでなく生活全般でかなり苦労したと言っていました。

そんな彼自身の経験から、キャンパスで留学生(特にアジア系)を見つけると声をかけて、友達になっているんだと言っていました。歳は自分より4つくらい下なのですが、自分以上にしっかりした優しい漢(おとこ)でした。(ちなみに、ナイスガイのベン君は、最近ご結婚されました。お幸せに〜)

彼との思い出で一番印象的だったのが、Chinese New Yearに連れて行ってもらったVietnamese Townです。当然現地に岩楯家の親類などいない自分を不憫に思ったらしく、わざわざ彼自身が車を運転して、連れて行ってくれました。

Vietnamese Townはとっても思議な空間でした。中国の影響を色濃く残しながらも、ベトナム独自の文化が形成されていて、「親近感は感じるけど、ちょっと何かが違う」という何とも言葉では表現しきれない魅惑的な印象でした。

そして今でも忘れられないのが、そこで食べたお米の麺「ホー」です。そしてそれと一緒に頼んだ謎の飲み物。(ベン君にも飲むように勧めたのですが、拒否されました・・・何故だったんだろう・・・)



「まいうー」でした。もう6年くらい前の話なのですが、あの時の衝撃は未だに忘れられず、東京に戻ってからいろいろとホーを食べたのですが、あの味に匹敵するホーには残念ながら出会えていません。(もしも、美味しいホーのお店をご存知でしたら教えてください。)

話がまとまらなくなってきたので、まとめさせていただきますと、『ベトナムの方は、一度信頼関係を築くと、その関係をとってもとっても大切にしてくれる優しい人々』だということであります。

そんな感じで、久しぶりにベン君を思い出し、懐かしさに浸っている岩楯でした。

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