私のお気に入りランチ#2 「スーラータンメン」編


今年は早めに桜が咲きそうだと花見の心配を始めた『GLOBAL MANAGER』編集人Sです。

以前のブログ、私のお気に入りランチ「梅豚うどん」編でも書いたのですが、私が赤坂でランチを取るようになってから知ったメニューの一つがこれ「スーラータンメン」です。そして、私たちの間では「栄林」という店のメニューをさす場合が多く、例えばお昼の相談をしているような時に「スーラーはどう?」といった場合は基本的に「栄林」に行こうという意味なのです。

酸辣湯麺スーラータンメン)の存在感の大きさがわかりますよね♪」

お酢とラー油を使った酸辣湯麺スーラータンメン)は「栄林」の人気メニューでお昼は半分以上の人がこれを注文しています。

『癖になる』という表現がありますが、この味もその表現がぴったりです。最初は酸っぱい・辛いと感じ、私の場合は髪の毛の生え際に汗をかきながらいただいているのですが、スープが終わる頃には最後の一滴まで飲もうとしている自分に驚きます。そして、何日かするとまたあの味を求めてしまうという両方の意味で癖になるのです。ある知り合いの営業マンが連続2杯食べたそうです。一杯1260円。

実はこの店の近くに「成都酒家」という内装がちょっと変わった四川料理屋があり、そこの酸辣湯麺もいい味を出しています。個人的にはそちらの方が好きです。ラー油の香りが良いのと麺はこの店の方が私の口に合うのです。こちらは一杯1155円。変わった内装というのは、レンガと白壁にろうそくの形をした灯りがともり、ペチカの隣にピアノがあって、カウンターや真ん中の大きな四角い、黒い木製テーブルはとても落ち着いた感じです。そこに小さめのどんぶり一杯にラー油たっぷりのスーラータンメンが運ばれてくると妙に食欲をそそられるのです。因みに私はこの店では後頭部から汗が出ます。お昼はとても混んでいるのですが、夜も更けてから食事をして帰ろうと立ち寄ると、年配の茶色いエプロンのボーイさんが「残業ですか、大変ですね」と声をかけてくれたり、一人でいると新聞の夕刊を持ってきてくれたりアットホームな感じの店です。

突然ですが、『GLOBAL MANAGER』第19号(04年11月発行)に登場していただいた李珍(樋口麗子)さんの著書「真実」の出版記念パーティでお会いしたのが赤坂「上海大飯店」の支配人、韓美栄さん。お仕事のお話を伺っていると、とてもダイナミックな方でした。こちらはスーラーは無いようですが、リーズナブルなコース料理が魅力です。

今回、最後まで読んでくださった皆様に、耳寄りな情報を差し上げましょう。なんとあの「栄林」が開店記念日(3月8日)にスーラータンメンを開店当時(昭和31年)の値段(150円)で特別サービスします。相当並ぶ覚悟は必要です。Sでした。

『GLOBAL MANAGER』Websiteはこちら