日本企業の海外進出成功に必要なものとは


こんにちは。『GLOBAL MANAGER』編集部の岩楯です。

今朝、起きて1階に下りていったところ、食卓に一枚の置手紙が。「洗濯機の(水の)ホースは抜いておいてください」とのメッセージを残し、家族全員が京都へ観光に行ってしまいました。月曜の朝から起こったあまりに突然のことに、しばし呆然としてしまいました。が〜ん。そんなわけで、今朝は「掃除機がけ」「床拭き」「食器洗い」「洗濯物干し」などなど主婦ばりに家事をこなしてから出勤いたしました。遅刻しなくて良かった。。。

「今日は、独り熱帯雨林って感じで。」

京都といえば、先月27日(火)に堀場製作所 最高顧問 堀場雅夫氏の取材(第29号「巻頭言」にご登場予定)に行ってまいりました。堀場製作所は、自動車の排ガス測定器で圧倒的な世界シェアを占める分析・計測機器の総合メーカとしてとても有名です。また、そのユニークな社是「おもしろおかしく」も堀場製作所を語る上で忘れられない特徴の一つだと思います。

堀場氏のお話を伺っていてとても興味深かったのが、堀場製作所が世界に拠点を作る中で、企業のphilosophyを現地従業員にしっかりと伝え、ここで働くことの楽しさや意義を見つけてもらえるように腐心した人材マネジメントのお話でした。社是の「おもしろおかしく」も "JOY & FUN"と訳され、世界各国の拠点に伝えられたそうです。

そのお話を聞いて、「自分(=岩楯)という人間を全世界に対して一言で伝えるとしたらどうなるのか?」という問いにぶち当たりました。そこで、三日三晩よくよく考えてみたところ、やはり『坊主頭』を訴求するのが最も良いような気がします。きっと皆様も、自分の後頭部ばかりご覧になっていらっしゃるので、『坊主頭』のイメージがだいぶ刷り込まれたことと思います。へへへ。

若干話がそれましたが、今後、日本の企業がますます海外に市場や生産拠点を求めて進出してゆくことになると思います。そして、海外進出の成功を左右する要因として、『その企業のphilosophyを現地の従業員にどう伝えるか』が大きく影響してくることが容易に想像できます。実際に、『GLOBAL MANAGER』第5号にご寄稿いただいた河谷隆司氏(ダイバーシティ・ストラテジーズ Sdn.Bhd. 代表)もその中で『「自社のビジョン・自社のビジネス価値」とは何で、「自社の社風を生かした現地にも受け入れられるマネジメント」とは何かを検討すること』の必要性を説いていらっしゃいます。

話をまとめさせていただきますと、海外進出成功の一つの鍵は、『自社のビジョン・価値を現地従業員に浸透させ、彼らのハートをがっちりと握ること』であります!

そんな感じで、今日は珍しく内容がまじめ&シブくまとまったので、満足している岩楯でした。

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