「Formula One」について


こんにちは、編集部の牛原です。

早いもので、5月も半ば。2007年もまもなく半分が終わろうとしています。でも残り半分はまだこれから。木々の緑が濃くなり始め、さわやかな日々が続いていますね。

さて、このさわやかな時期はスポーツ観戦が楽しいし気持ちいいですよね。(かなり強引な運びですが・・・)

今日は先日行われた自動車レースの最高峰F1のスペイングランプリ(GP)について書かせていただきます。
2007年のF1は、3月18日メルボルンで開幕したオーストラリアGPを皮切りに、マレーシアGP(セバン)、バーレーンGP(サヒール)と続き、そして第4戦目のスペインGPは、スペイン・バルセロナのサーキット・ド・カタロニアで開催されました。

結果は、ブラジル人でフェラーリのドライバー フェリペ・マッサが1時間31分36秒23のタイムで優勝しました。2位は新人ルイス・ハミルトン(英国、マクラーレン)、去年一昨年と総合優勝しているフェルナンド・アロンソ(スペイン、マクラーレン)が3位でした。

ここで声を大にして伝えたいのは、SUPER AGURの佐藤琢磨が8位に入賞し、チーム初のポイントを獲得した!というところです。

[5月14日8時27分配信 時事通信の記事より]
参戦してわずか2年目のチームに貴重な1ポイントをもたらしたこの事実はまさに画期的なことで、イタリアの新聞「トゥット・スポルト」では、次のように報じられたそうです。

SUPER AGURIと佐藤、日本の2つのおとぎ話
「これは1つの、いや、2つのおとぎ話だ。最も歴史が浅く、笑い者にされたチームが1年後に1ポイントを獲得した物語。確かに、たったの1ポイントだ。しかしダニエル・オーデット(SUPER AGURIのマネージング・ディレクター)は、『この1ポイントは、我々にはフェラーリにとっての勝利に等しい』と主張する。もっともなことだ。このチームは2005年末の時点で、2006年の開幕までにマシンが間に合うのかすらわかっていなかった。そして今年は、母体Hondaのシャーシをコピーしていると非難された。SUPER AGURIは大体のところ、エンジン供給チームの前にいる。もし彼らがコピーしたとしても、供給チームよりもよく仕上げたのだ。実際のところ、2006年2月14日にSUPER AGURIアロウズの改良マシンで初めてコースを走ったときは、誰も想像しなかっただろう。(Yahoo ニュース ISM 15日13時16分からの引用)


SUPER AGURIは、日本人の手によってゼロから創り上げられた初めてのF1チームです。これまで結果が出せず、周囲からは邪険な扱いをされていた中、ついに初のポイントを獲得し認められる第1歩を踏み出したのです。グローバルの縮図のような世界で、あらゆるプレッシャーから結果を残すのは容易ではないと想像します。そんな中で頑張っているこのチーム、特にドライバーの佐藤琢磨氏に、これからも熱い声援を送りたいと思います。以上、牛原でした。

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