第3回 コロちゃんアフリカ会議


こんにちは。『GLOBAL MANAGER』編集部の岩楯です。

昨日、以前このブログでご紹介したコロちゃん株式会社 海外事業部 エルンバ部長からお招きいただき、コロちゃんが毎年開催している"3rd Partnership Forum with African Diplomatic Corps to Promote Direct Investment in Africa by Japanese Small & Medium Scale Enterprises"(第3回 コロちゃんアフリカ会議)に行ってきました。

このフォーラムは、コロちゃんのアフリカにおけるコロッケ事業の状況を報告するとともに、アフリカへの進出を考える中小企業が情報収集をしたり、フォーラムに参加しているアフリカ諸国の大使たちと交流を図る場となっています。

場所は、ウェスティンホテル東京。会場に到着してまずびっくりしたのは、受付が全員コロちゃんの社員と思われる外人さんでした。「ど、どうしよう」とオロオロしていると、「こんにちは〜」と流暢な日本語と素敵な笑顔で応対してくださいました。皆さん、ほんと日本語がお上手です。

席に着き、どんな人が入ってくるのかを観察していると、アフリカ諸国の大使と思しき男性たちがどんどん入ってきました。なにやら大使の皆さんは一様に陽気な感じで、「おお、久しぶり〜」と握手をしたり、話し込んだりしておりました。

そんなグローバルな雰囲気のフォーラムでスピーチをした日本人のほとんどが、「アフリカの持つ高いポテンシャル」について指摘されていました。例えば、コロちゃん株式会社の小竹氏は「21世紀後半のアフリカにはビジネスチャンスが溢れているだろう」という趣旨の発言をされていました。また、UNIDOの萩原氏は「アフリカは世界の未来を担う国」だと強調されていました。

確かに、アフリカは資源が豊富です。アフリカ諸国から輸出されているものも多いですし、近年の中国が積極的に展開しているアフリカでの資源外交もそれを裏付ける一例だと思います。

エルンバ部長のプレゼンテーションで興味深かったのが、その資源の豊富さを活用して、アフリカ諸国それぞれに合わせてコロッケを作るというアイディアでした。つまり、バナナが特産の国であれば、「バナナコロッケ」を作ろうということです。必ずしも「コロッケ=じゃがいも」というわけではなく、メンチやクリームコロッケなど中身は自由なので、「バナナコロッケ」というアイディアは好きです。でも、実際どんな味がするんでしょうね。。。興味津々です。

また大使の方々もスピーチをされたのですが、異口同音に「もっと日本企業に進出してきてほしい」とおっしゃっていました。フォーラムの後のレセプションで出会ったガボン共和国の方も「自動車のほとんどは日本車だけど、日本人が直接設立した販社で売っていないから、値段が高い。直接進出してきてくれれば、きっと値段が下がるのに」と言っていました。ちなみに、その方に「日本語上手ですね」と言ったら「君、ゴマすり上手だね」と言われてしまいました。が〜ん。どこで覚えたんでしょうね、そんな言葉。

「その方からもらったガボン共和国のPR用CDです」

昨日のフォーラムに出てみて、アフリカ進出に関して日本はかなり出遅れているという印象を受けました。ぜひコロちゃんには、「アフリカの全ての国での出店と5つの工場設立」という目標を達成し、アフリカビジネスの先駆けになっていただきたいなと思いました。

そんなわけで、岩楯はコロちゃんコロッケについても、継続的に追って行きたいと考えております。

それではでは。岩楯でした。

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