Expand Your Border!


こんにちは。『GLOBAL MANAGER』編集部の岩楯です。

先週末はいい天気でしたね。特に土曜はあのいい天気の中、ずっと家に引きこもっていたので「ああ、一日無駄にした」と反省しました。(きっちり掃除と洗濯はしましたが・・・)やっぱり、天気のいい日は太陽の光を浴びに外に出なくてはいけませんね。

さてさて、一人暮らしを始めてから毎週日曜の夜に「食糧供給」と「お風呂をもらう」のを主の目的に実家に帰っております。大きめの空のリュックを背負って実家に行き、そして帰りにはそれを満タンにして戻ってきます。夜の地下鉄でパツンパツンのリュックを背負った人を見かけたら、岩楯だと思ってください。(でも声はかけないで下さい・・・)

そんなわけで、昨日も実家に戻っていたのですが、タイミングよく知り合いの韓国人のLeeさんから電話をもらいました。Leeさんは、ソウルから程近い仁川(インチョン・国際空港があるところです)で会社を経営されているおじさんで、数ヶ月に一度わざわざ国際電話をかけてきてくださいます。

以前のブログ「人と人の出会い」でちょっと触れたのですが、Leeさんと出会ったきっかけは、ソウルに向かう飛行機の中で偶然にも隣りに座ったことでした。相変わらずの坊主頭で、もみあげをボウボウに伸ばし(イメージは引退してしまった闘牙です)、日本の雑誌を読んでいた自分にLeeさんが「日本語を勉強しているのか?」と声をかけてきたのでした。

びっくりして「あのぅ。。。僕、日本人です」と答えると、まーいいじゃないとばかりにいろいろと話しかけてきました。成田→ソウル間の僅か二時間程度でしたが、Leeさんの趣味である登山の話とか自分の学校の話とかをしました。飛行機から降りる際に住所と電話番号を交換して、その場はお別れしたのでした。するとある日、寮に郵便受けに分厚い封筒が届きました。開いてみるとLeeさんの経営する会社の案内が入っていました。それからというもの、自分が帰国した後も電話などで定期的に連絡を取っております。

今日はそのエピソードを持ち出して、何が語りたかったのかと言うと、皆さんもう既にご存知だと思いますが、「言葉=道具」であるということです。

でも、「どう道具なのか?」というと、言葉は「自分の領域を拡げる」ことを可能にしてくれるものだと思っております。自分の好きな言葉に"Expand Your Border"があるのですが、それを達成するための一つの要素が言葉なのではないでしょうか。外国語を挨拶程度でもいいので知っているだけで素敵な出会いに繋がるのだなと、Leeさんとの付き合いを振り返ってしみじみと感じたのでした。

Leeさんから電話が掛かってきて自分が近くにいないときに、母が電話に出ることがたまにあります。母はここ数年熱心に見続けている韓国ドラマの影響で、韓国語の挨拶だけは知っているようで、「アニョハセヨ〜 うちの息子? ちょっと待ってて」と電話口で言っております。「アニョハセヨ」一言だけですが、その言葉は母の「領域」を拡げるのに一役買っているようでした。

そんな感じで。岩楯でした〜

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