山下泰裕氏からの教え


こんにちは。『GLOBAL MANAGER』編集部の岩楯です。

昨日は突如として大雨が降ったり、今日はあまり天気が良くないと聞いていたのに、晴れていたり。。。なんだかよくわからない空模様ですね。。。ああっ そういえばこの『GLOBAL MANAGER』Blogも今日のエントリーで100回目を迎えました!パチパチパチ。今まで定期的にご覧になってくださっている方、ありがとうございます。今後も編集部員一同、いろいろな話題をご提供していきますので、引き続き『GLOBAL MANAGER』Blogを宜しくお願いいたします。

さてさて昨日は、『GLOBAL MANAGER』誌でもおなじみの船川淳志先生が主任講師を勤める"Global Business Leader Course (GBL)"のあるセッションに、主催もとである日本能率協会様のご好意でお邪魔してきました。ありがとうございました。

そのセッションとは、、、1984年のロス五輪で金メダルを獲得した山下泰裕氏がご登場なさったものであります。昨年のGBLに参加された方の多くが、「最も印象に残ったセッション」として挙げていた山下様のセッションに参加するチャンスをいただいたのです。

どんなお話を聞けるのだろうと期待してお伺いしたのですが、一言で言うと感動しました。去年のGBL参加者の方がおっしゃっていた感想の理由が良く理解できました。気になる内容は、山下氏の夢や教え子のお話、また柔道についてなど幅広く、深〜いお話でした。今、あらためてその時のメモを見返してみると6ページもメモを取っていました。それだけ、「なるほどっ!」「深いっ!」「熱いっ!」と思えるお話の連続だったのです。

山下氏は2006年4月に特定非営利活動法人 柔道教育ソリダリティーを立ち上げられました。この組織を通して山下氏は、「柔道の国際的な普及」はもとより、「日本と世界の架け橋になる」「青年教育に寄与する」の三つを成し遂げたいとおっしゃっていました。

さらに、山下氏は「柔道をすることで単にチャンピオンになることではなく、真の柔道家を目指してほしい」とおっしゃっていました。また「柔道で強さを磨くと同時に人間を磨かないといけない」ともおっしゃっていました。つまり、真の柔道家とは単に柔道が強いだけの人ではなく、人間として素晴らしい人格を兼ね備え、社会に貢献できる人物のことなのですね。

そのお話を聞いたとき、山下氏がまさにその「真の柔道家」に一歩一歩近づいていらっしゃるんだと思いました。なぜならば、約20年前に金メダルを獲得し「チャンピオン」になって以来、指導者として多くの有名選手を育成しているだけでなく、日露賢人会議や柔道教育ソリダリティーを通しての国際交流や青年教育を自らが先頭に立って実践されているからです。

基本的に何も考えていないように見える岩楯も、最近は「自分は人生を通してどう社会に貢献できるのか」を考えております。(シブい・・・)なので、とても参考になるお話でした。

最後に、山下氏がおっしゃっていた言葉の中で一番印象に残っているものをご紹介します。「日々気づき、日々行動し、少しずつ変っていくこと」

そのお言葉から「真の柔道家人間力を備えた人物」になるには、まさに山下氏の実践している「日々の積み重ね」が大切なのだなと感じたのでした。

「たまに柔道の鈴木桂治氏に似ていると言われます。単に髪型が一緒だからでしょうか??」

そんな感じで。岩楯でした。