「怪我の功名」


こんにちは、編集部の牛原です。
やっと梅雨らしくなりましたね。シトシト、ジメジメ、ムシムシ・・・と、この時期を表す表現はたくさんあります。しかしこの繰り返しの言葉表現、どうやら今ジェネレーションギャップがあるようです。例えば、雨を表す表現で一般的と思われるのは、「シトシト、ポツポツ、ザーザー・・・」あたりかと思うのですが、10代の若者に聞くと「ピチピチ」という解答が返ってきたそうです。「ピチピチ」と言われるとついお肌のことかと思ってしまうのですが、確かに雨降りのそんな歌ありましたよねぇ。自分で感じるより、歌などの影響の方が強いのでしょうか。昔NHKで「連想ゲーム」というクイズ番組がありましたがご存知でしょうか?2チームに分かれ、あるキーワードに対してチームキャプテンが連想する言葉をヒントとして与え、元の言葉を当てるというゲーム。(Wikipedia「連想ゲーム」
今やったらなかなか当たらないでしょうね・・・・。子供ながらに観ていたあの番組、大の大人が真剣に「ドンドン」「ガタガタ」などと言い合っている様子が妙におかしかったのを思い出します。

さて今日は私事について書かせていただきます。
実は先日うっかり調理中に包丁で手を切ってしまいました。「あ〜あ、やってしまった」と思ったのも束の間、結構出血があったため大事をとって病院へ行きました。自分の予想より傷が深かったらしく、マイクロスコープによる手術と縫合が必要との診断により3日間だけの超短期入院をすることになったのです。入院検査が一通り終わってからは、手の傷以外はいたって健康なためどうにも手持ち無沙汰というか落ち着かなくなり、用もないのに病院内をうろうろしていました。売店をチェックしたり、中庭を散歩したり。そのうちすることもなくなり本を買っておとなしくベッドへ。戻ってしばらくは、看護師さんが何度もやってきて、おしゃべりしたり体温や血圧を測定したり館内のオリエンテーションをしてくれたりしました。翌日の手術も無事終わり、その後は麻酔が効いていたのかひたすら眠り続けていました。

今回の怪我を通して、感動したことが3つありました。1つは、自分よりずーと若い看護師さん達がとっても頼もしかったこと。良く動くし、気がつくし、やさしいし、きつい仕事にもかかわらず笑顔を絶やさないところなど、見習いたいです。2つ目は、職場の方々や友人からもらったお見舞いのメールや電話。特にこんなときは胸にしみます。癒されたり、励まされたり、人と繋がっていることがどんなに心強く感じたことか、あらためて感謝です。最後は家族のあり難さ。これについては照れるのでここでは深くは語らず。

職場に復帰した朝、机の上で歓迎してくれたひよこちゃん。ありがとう。

こんな感じで今はギブスの日々です。多少代償はあったものの、バタバタと過ぎる日常の中でゆっくりと考えるためしばしお休みをもらったと思うことにします。周囲の皆様、しばらくご迷惑をかけることがあるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。時折車中で「荷物お持ちしましょうか?」などと声をかけてくださる方がいて、そんな時「世の中捨てたものじゃないな」としみじみ思う牛原でした。しかし、毎日していることでミスを犯すということは日々の緊張感が足りないからだと、深く反省いたします。
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