おばあちゃんからの教え
こんにちは。『GLOBAL MANAGER』編集部の岩楯です。
だいぶご無沙汰してしまっておりました。お暇を頂戴していたわけではなく、サボっていたわけでもありませぬ。な、な、なんと幸運なことに欧州の方へ出張に行かせていただいておりました。編集長ありがとうございました。
「岩楯です。出張中に金髪になりました・・・」
で、欧州で何をしていたのかについては、次回より何回かに分けてじっくりとお伝えいたします。本日は、ちょっとしたイントロ的なお話をさせていただきます。
今回の出張中、いろいろな人に出会い、話しをする機会に恵まれました。現地の人々だけでなく、アジア、アフリカ、東欧諸国の方ともお会いしました。その中でも、特に印象に残っているのが、スイスで出会ったおばあちゃん二人であります。
もともと、「おばあちゃんから愛されるキャラクター」(やはり清潔感あふれる髪形のおかげでしょうか・・・)なのですが、この旅でその地位を確固たるものにしました。まさに現ボストン・レッドソックスの松坂投手が西武時代に言った「自信が確信に変わりました」の心境です。間違いない。
若干話しがそれてしまいましたが、なぜその二人のおばあちゃんが印象に残っているかというと、二人が「あなた、これだけは覚えておきなさい!」と言ってくれたメッセージが強烈だったからであります。
まずドイツ系コロンビア人(この時点で、世界は広いなぁと思いますよね)のヘレンおばあちゃんが言っていたのが、「過去や慣習に囚われずに、新しいことをしなさい」でありました。
何か新しい事を始めるには、常にかなりの勇気がいります。なので、人はついつい過去の経験や今までの慣習をベースに行動して、安全な方向に行きがちです。しかし、残念ながらそこには新しいことが生まれる可能性は低いと思います。『GLOBAL MANAGER』にご登場いただいている船川淳志氏も最新の第30号(近日発行予定です。お楽しみに!)で、「日本人は世間体に縛られ、思考も行動もブロックされがちだ」とおっしゃっています。
この出張中、個人的にいろいろな気付きがあり、「こんなことをしてみようかな??」とアイディアがいくつか浮かんできているので、ヘレンおばあちゃんが言うとおりに行動してみようと思います。ヘレンおばあちゃん、ありがとう。
さてさて、もう一人はルクセンブルグ出身でスイス在住のアリスおばあちゃん。一緒に出張していたカメラマンさんと食事をしていたら、「フィギュアスケーターのステファン・ランビエールは知っている?」と話しかけてきました。残念ながらその選手は知らなかったものの、いろいろとお話しをしてくれました。
その中で彼女は、「人生、お金より大切なものがあるのよ」と言っておりました。確かにおばあちゃんも「もちろんお金があった方がいいに決まってるわ」とは認めていましたが、「それよりも大切なものがあるの!」と強調してました。
現実問題として「先立つものが無いと・・・」という感じではありますが、自分もそうだと信じているので、おばあちゃんの一言で少し自信が持てた気がしました。
一緒にいたカメラマンさんが、アリスおばあちゃんと岩楯の写真を撮ってくれたので、それを郵送してあげようと思っています。おばあちゃんからの返信が楽しみです。返信が来たら、またご報告します!
そんな感じで、いろいろな人と出会うのはいいことだなぁと再認識した岩楯でした〜
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