熱い想いだけじゃなく、才能だけでもなく。。


先日、茨城県ひたちなか海浜公園で開かれる
Rock in Japan festival」に行ってきました。
猛暑でじりじりと照りつける太陽の下、3日間で15万人の人が集まり、
みんな驚くほど元気!
あちこちで飛んだり跳ねたり、日焼けで顔を真っ赤にしながら、
それぞれの音楽の楽しみ方をしていました。


特に、フェス最終日の最後に参加したDragon Ashのライブでは、
ありえないほどの一体感!
降谷建志さんの真剣なまなざしと熱い思いに触れて、
まるで熱伝導したかのようでした。
夏フェスという、さまざまな趣向、背景を持った数万人の人を前に、
熱い気持ちを伝え、それを共有し触発するというエネルギーの持ち主。
「音楽で直接何かできるわけじゃないけど、
小さなことがつながって世界が平和になったらいい」
そんな言葉が胸に響きました。
あのときほど、男の人の涙がカッコイイと思ったことはなかったです。
降谷さんの魅力にとりつかれた私は、
帰りの「フレッシュひたち」の指定席に間に合わせるのをあきらめ、
アンコールの手拍子をしながら、最後までゆっくりと感動を味わってまいりました。


考え方や行動がクールで、気持ちが熱い。
音楽に限らず、そうやって人の心にリーチできる人は、
本当に魅力的だと思います。


話は少し変わりますが、現在、Gm第31号発行に向けて
国際機関で働く方を取材しています。
そして、ここでもクールで熱い方にお会いしてきました!
それは、国際連合難民高等弁務官事務所 駐日事務所副代表の岸守 一さんです。


私たちの取材の直前に、ユニクロさんの撮影があり、
ユニクロスーツでご登場の岸守さん。
なぜユニクロかというと、ユーズドのフリースを難民に配ろうという試みから、
プロジェクトを進められているとのこと。
ほかに、難民が自分たちの部族の料理を他の人にふるまうことで
「感謝される」という経験をしたというお話など、
聞いているだけで胸が熱くなるエピソードばかりでした。


これらのお話をお伺いしながら、
「日常の延長線上」という視点で、自分でできることからやっていこうとする姿勢は、
本当に謙虚で誠実で、人を動かすパワーを持っているのだなぁと感じました。
降谷建志さんが、歌で自分ができることをやっているように、
私も、熱い思いを持ちながら、自分にできることを
地道に実行にうつしていきたいと、改めて決心した次第です。

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