Cauxで見つけたもの


こんにちは。『GLOBAL MANAGER』編集部の岩楯です。

気がつけばもう8月が終わりかけてますね・・・が〜ん。時が過ぎるのは早いものです。確かに夕方になると夕焼けが秋っぽくなってきたような気がします。(相変わらずの蒸し暑さではありますが・・・)

さてさて、皆様はどのような夏休みを過ごされましたか?自分は、ばらばらと一日ずつお休みをいただいていて、家でダラダラしたり、家でダラダラしたり、家でダラダラしたりして過ごしております。つまり、なんら普段の週末と変わらぬ夏休みです・・・が〜ん。

そんな感じで、基本的になんの代わり映えもしない岩楯が今日も更新させていただきます。本日は、「書きます!」と言っておきながらずっと書いていなかったCauxでの思い出について1つエピソードを披露させていただきます。

その前にCauxについて簡単にご説明いたします。

Cauxは村の名前で、スイス・ジュネーブから車でジュネーブ湖沿いに東に1時間ほど走ったところにあります。◆Google Mapで場所をチェック◆
標高1,000mに位置していて、ジュネーブ湖を一望することができる、すんばらしい所です。白々明けの早朝に見たジュネーブ湖は最高でした・・・ロマンチックっす。

「す、す、素敵〜」

そして、そこにそびえ立っているのが今回自分が滞在させてもらったthe Mountain Houseと呼ばれる宿泊施設です。ここはもともと1902年に建設されたホテルで、当時世界で最大の規模を誇っていたそうです。現在も建設当時の雰囲気が十分に伝わってくる外装・内装が残っています。


「ホント美しい建物でした」

国際NGOのInitiatives of Changeが、毎年夏にこのthe Mountain Houseを舞台に国際会議を開いており、自分は「サーバントコミュニティ― ― 価値と責任とリーダーシップ」という会議の一部に参加させていただいたのでした。
◆国際NGO Initiatives of Changeについてはこちらをご覧下さい

国際会議「サーバントコミュニティ― ― 価値と責任とリーダーシップ」の内容や様子については、今年11月に発行される『GLOBAL MANAGER』第31号にて特集いたしますので、お楽しみになさっていて下さい!(でも、一足先に知りたい!とお思いの方はこちらをご覧下さい)

簡単ではありましたが、一通りご説明したところで本題に入りましょう。今日は、その国際会議参加中にお会いした台湾人一家についてお話したいと思います。

その一家とお会いしたのは、国際会議初日の夕食のときでした。食事は基本的にビュッフェスタイルなので、老若男女、列に並んで食事を取らなくてはいけません。そんなわけで自分も列に並んでいたところ、背後から話しかけてくる男性が・・・Herman Sunさんというアメリカ在住の台湾の方でした。Hermanさんは、親切にも自分に「一緒のテーブルで食べよう」と誘ってくださいました。

実を言うと「どこに座ろうか・・・」と悩んでいたので、まさに渡りに船でした。(アメリカで留学していた頃、学食に行くたびにどこに座ろうかと悩んでいたのを思い出しました・・・あの経験は今でも、酸っぱい思い出です)

Hermanさんに連れて行かれたテーブルには、アジア系と思われる3人の方が既に座っていました。「ご家族ですか?」と聞くと、Hermanさんはにっこりと頷き、奥様と息子さん、娘さんの3人を紹介してくださいました。

Hermanさんと奥様は、結婚後にアメリカに移住されたそうです。息子さんは、今年University of California, Berkeleyを卒業し、米国空軍にエンジニアとして勤務し始めたとのことでした。そして娘さんは、University of California, Berkeleyの学生さんだそうです。

さすがアジア人同士知っていることも多いのですぐに打ち解け、楽しくお話ししながら夕食を食べることができました。その中で一番印象に残っているのが、実はHermanさんは数十年前にこのthe Mountain Houseに滞在したことがあって、その時に次に来るときには必ず家族を連れて来ようと決めたそうです。そして、その夢が今回叶ったんだと素敵な笑顔で語ってくれました。

そのお話しを聞いて、自分も数十年後に家族を連れて戻ってこようと決心しました。自分が見たもの、聞いたもの、感じたものを自分の子供にも見せてあげなくては、と強く感じたからです。ちょっと大げさに言ってしまうと、自分の人生における「使命」の一つであり、自分が親になった時の「義務」の一つだと思っています。

こんな大きな目標を見つけられたものの、「まずは嫁探しか・・・」と思うと目標達成がいつになるのかとっても不安になるのでした・・・こればっかりは、どうにもなりませぬ・・・

そんなわけで、再びCauxを訪れられることを楽しみに、嫁探しにも励みつつ(そればっかりではありません。もちろん。)、日々の業務も頑張ろうと思う今日この頃であります。

今日は、このへんで。

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