日本再発見!


今月上旬、少し遅めの夏季休暇をいただき、タイへ行ってまいりました。


以前は、旅行というと毎回違うところに行って、
新しいものを見聞きして刺激を受けたいという気持ちが強かったのですが、
最近は休みが取れるならタイだ!という感じで、
完全に癒しを求めている自分に気づきます。


旅に求めるものは、日常生活の状態によって変わってくるような気がします。
普段、仕事やプライベートに大きな変化がなく安定しているときは、
新しい場所に行きたい!と思いますが、逆にやたらと変化のあるときは、
そこからスッパリと抜け出して(放り投げて!?)、
まったりした〜いと思ったりします。


旅好きと一言で言っても、目的は人それぞれなのでしょうね。


さて、訪れるたびにその変化に驚くタイですが、
今回、バンコクのあちこちで目に付いたのは、和食レストランの「大戸屋」。
以前は、日本食といったら高級料理のイメージでしたが、
ここ数年、タイでの日本料理の定着化&大衆化が進んでいるようです。


デパ地下のお惣菜コーナーのようなところでも気軽にテイクアウトできるものが増え、
日本に負けないくらいたくさんあるコンビニで、ペットボトル緑茶が買えます。


私が初めてタイに行った10年以上前には、
コーラを中心とした炭酸飲料と水ぐらいしか飲み物がなかったし、
お茶・コーヒー類は必ず甘い!という状態だったのに、
健康志向もグローバルに広がりつつあるようです。


さて、そんなことを思いながら街を歩いていると、
コスプレをした若者の団体に遭遇。
かわいらしいコスプレをした女の子の周りには、
ちゃんとカメラ小僧もいます。


偶然にも、街中の特設会場で「ジャパンフェスタ」が
行われていたのでした。


ステージ上では美少年が歌って踊り、
売店では、緑茶や整髪料のUNOが売られています。


コスプレをした若者のフィーバーぶりを見ながら、
タイ人から見た日本ってこんな感じなのかしら・・・
とちょっと複雑な気持ちでした。


タイにいると、日本のカルチャーがあちこちで見られます。
日本の漫画のタイ語バージョンが所狭しと並べられている漫画喫茶。
キティちゃんやピカチュウをカバンにつけている女子高生。


ラブリーでカワイイものが好きなところに、
なんとなく日本人との共通点を感じてしまいます。


そういえば最近、「大人カワイイ」という言葉が
ちょっとしたブームのようですね。
永遠にカワイイものを求めるところが日本人らしい・・・。
欧米の女性ばりに、大人の色気、健康的なセクシー路線にいくことは、
アジア人には難しいのでしょうか〜。


ここでGM話になっちゃいますが、
GM第31号の取材でお会いした国際機関で働く方々は、
日本人ならではの強みを生かして輝いていらっしゃいました。


そして結論としては、持っているものを最大限に生かして、
私もがんばろうと思ったのでした。

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