ロンドン同時爆破テロ、その後



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みなさま、こんにちは。
いよいよ夏本番ですね。夏の旅行などはご計画されていますでしょうか。
私は夏が何よりも苦手で、毎年冬が終わった3月くらいから憂うつです。
そして7月くらいからは、もうひたすら「無」になるよう努め、
鼻をつまんで臭い場所を一気に駆け抜けるイメージで暮らしております・・。
そうでもしなければ、この暑さと冷えすぎのクーラーがもたらす不快感に負けてしまいそうです。

さて、前回のアラマキのブログでは、8月にアップされます
『GLOBAL MANAGER』Vol38から始まる新企画の紹介をさせていただきました。
なかなか読み応えのあるコーナーですので、みなさまどうぞお楽しみに!


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さて、今回は前回の「私のグローバル体験」ロンドンのテロ編の余談です。

動ぜずいつもとなんら変わりなく暮らしていたイギリスの人々でしたが、当然ながら余波はあり、
亡くなった方の写真や遺族の方のお話、犯人に関する推測や映像も毎日のように放送されていました。

さまざまな報道がなされるなかで、印象に残るニュースがありました。
それは、テロ後に結婚率が上がったということです。
やはり人間は、心細さや恐怖、先行きへの不安などを感じると、
ともに生きていく信頼できるパートナーがほしくなるということなのかなと思いました。



犯人はすぐに洗い出されました。それによってさらなる衝撃が国中に走ります。
なぜなら、犯人たちは911の時のような、国外の人間によるものではなく、
イギリスで生まれ育ったイスラム系イギリス人、つまり”内部”の人たちだったからです。
難民受け入れに寛容で、人種のルツボとして有名なイギリスですが、
異なる人種や宗教はきちんと共生しているように見えながらも、差別や偏見は確実に存在し、
それによってイスラム系の人たちの心中に鬱積した怒りや不満などが焙り出されたのです。
アルカイダによってマインドコントロールされたということでしたが、
イギリス人たちに衝撃を与えたことは事実です。

さらに、8月9日──。
ロンドンからアメリカやカナダへ向かう飛行機の爆破未遂事件が起こりました。
10機ほどの飛行機が狙われていたようです。

この時に使用されたのは液体物質だったようで、その後しばらく取り締まりが大変でした。
なんせ液状のものはすべて機内に持ち込み禁止になったからです。
日本へ一時帰国する際、私は長時間お化粧をしているのが嫌なので”すっぴん”で飛行機に乗り、
着陸間際にお化粧をするのですが、化粧水などはもちろん、
リキッドファンデーションや液状の口紅なども機内へ持ち込めません。
そればかりか、セキュリティチェックの列に並んでいた時に気づいた液状の口紅などは
泣く泣く破棄したこともありました。


その後は現在までに特に大きな爆破事件などはありませんが、
私はイギリスへ行く度にびくびくするんだろうなぁと思います。




さて、次回のアラマキのブログは、おそらく大好きなFUJI ROCKの話になるのではと予想しています。
私の次回の「グローバル体験」は、題して「イギリスの食事:噂の真相」です。
このエピソードは膨大なので、またもや3回くらいに分かれると思われます。
どうぞお楽しみに!!




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