ウィーン超珍道中 <前編>





◆グローバルな視野を育むビジネスweb情報誌『GLOBAL MANAGER』はコチラからどうぞ。




みなさま、こんにちは。
最近は涼しかったかと思うと暑くなったりで天候が不安定ですが、
みなさま風邪などひかれていないですか?
またインフルエンザの脅威が迫ってきていますが、どうぞお身体にお気をつけくださいませ。



大幅なリニューアルを伴ってアップされました『GLOBAL MANAGER』最新号はいかがでしたでしょうか。
今回は、特集のテーマもこれまでにない異色のものだったと思います。
新コーナーも誕生し、これからますますお楽しみいただける誌面を目指していきたいと思っております。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

最新号(38号)はコチラから。
読者登録がまだの方はコチラからどうぞ (^з^)/



38号のアンケートもプレゼント付きです!
ぜひアンケートにお答えいただいてご応募くださいませ。
それにしても、プレゼントとは一体なんなのでしょう!? 答えはコチラです!




ひとしきり盛り上がったところで、「私のグローバル体験」に行きたいと思います。
今回はイギリスの食事に関するうわさの真相・第3段といこうと思ったのですが、
この食事シリーズはまだまだ続きそうなので(それほど辛く苦しい思いをたくさんしました)、
今週はひとまずおやすみし、紀行シリーズ「オーストリア・ウィーン編」といきたいと思います。


ウィーンを訪れたのは、日本から幼馴染が遊びに来たときのことでした。
訪英2回目で、今度はイギリス国外にも小旅行に行きたいという彼女の希望をかなえることに。
ヨーロッパ中で利用されている「easyjet」や「ryanair」などでチェックし、
バーゲンチケットのなかから消去法でウィーンを選びました。
たしかお値段は60円くらいだったと思います。

日本にもこんな格安航空会社ってあるんでしょうか??!!
もちろん、安いのにはもちろんそれなりに理由があるのですが・・。
早い話が「とにかく飛んでくれればそれでよし」という人向けです。
機内サービスなどもちろんなく、勝手に乗っててくれという感じで、
飲み物や食べ物、荷物預かりサービスも有料、座席は先着順などその他にも安さの理由はいろいろあります。
それにしても、バーゲンチケットのなかには1円とか、さらには無料のチケットまであり、
そういうチケットはどうやって収益を得ているのだろうかと心配になるほどです。



久しぶりの海外旅行だっただけに、ロンドンに来る前からウィーンへの楽しみが募る彼女。
「I love wi-n」とメールを送ってきたりなど、かなり浮かれていました。 Viennaだってば


彼女がロンドンに来て3日後、いよいよウィーンへと旅立ちました。
この幼馴染みMとは保育園の年少のときからの仲であり、気兼ねする必要のない存在です。
そんな彼女とだから肩の力もまったく入っておらず、宿の地図のプリントとガイドブックだけ持って、
あとは予定も立てず、何も考えずに出発しました。


私の人生史上最大の珍道中の幕開けです・・・。


出発のガトウィック空港はロンドン中心部からバスで約1時間半の郊外にあります。
そのバスに乗るためにビクトリアという駅へ、近所からバスに乗って行くことにしました。
すると、普段からいい加減なロンドンの交通機関ではありますが、
よりによってこの日は待てど暮らせどバスは一向に来ません。


当然フライトの時間があるので焦りまくった私たちは、とりあえず来たバスに乗り、
ぐるりと遠回りをして、重い荷物を手に2回乗り継ぎをして、ようやくビクトリア駅に到着しました。
本当は20分くらいのところが1時間くらいかかり、出端から心身ともに疲労困憊・・・。

ようやくガトウィック空港に到着すると、チェックインカウンターに長蛇の列ができていました。
フライトの時間まであとわずか、それに座席は先着順、チェックインを済ませると
ダッシュして出国手続き・セキュリティチェックへ向かいました。


ようやく飛行機に乗り込んだのはかなりギリギリの時間。
家を出てから長く険しい旅路に加え、飛行機に乗れた安心感も手伝って、
座ったとたんに心身の疲れがどっとあふれ出てきました。



「世界一サービスが悪い」と苦情もあるライアンエアーの飛行機

※写真はWikipediaより



そんな疲れをよそに、離陸後すぐ、
「あんた、ウィーンに行くと思ってるかもしれないけど」と私はMに言いました。
「ウィーンには行かないよ。ブラティスラヴァってところに行くんだよ、これ」
「は」


そうなんです。
激安チケットは、不便な場所にある空港に離着陸するのも安さの理由。
「ウィーン」を行き先に指定してチケットを買ったはずですが、飛行機自体の到着地は、
人口50万人ほどの、お隣スロバキアの首都ブラティスラヴァ(Bratislava)なんです。

「じゃあ飛行機を降りてからもまだ大変なんだ・・・」
力なく笑うM。


そして、ウィーンでは私たちを恐怖のどん底に突き落とす事件が待ち受けていたのでした・・・チーン





◆GLOBAL MANAGER最新号はコチラからどうぞ。