“エシカル”って、なんだ!?

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クールビズ期間もいよいよ最終コーナーを迎え、ネクタイの結び方も微妙に忘れかけて
きた今日この頃、アラマキです。


朝晩はもうだいぶ涼しくなってきて、いよいよ本格的な秋の到来ですね。何をするにも
気持ちのいい季節がやって参りました。夏の間あれだけ混雑していた海もだいぶ人が少なく
なり、僕にとってはこれからが本格的な波乗りシーズンの到来です(?)。


さて、リニューアルなった『GLOBAL MANAGER』38号はもうご覧いただけましたでしょうか?
まだの方はコチラからお願いします!



今号から、アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で20名の方に、『TOEIC®テスト
新公式問題集 Vol. 4』をプレゼントしていますよ。かなりの太っ腹企画デス。
最新号をご覧になった上で、コチラからぜひぜひアンケートにお答えくださいませ!




また、新しく立ち上がったサブコンテンツ「私の失敗談」でも、文化や習慣の違いでやって
しまった様々な失敗談をみなさまから募集しています。
http://webmagazine-globalmanager.com/contents/vol038/miss/index.html
こちらも採用された方にはクオカード3000円分を差し上げますので、奮ってご応募
くださいませ!


さて、その「私の失敗談」のイラストを担当していただいているシライケンさんが、
ご自身のブログで弊誌のことを紹介してくださいました!
http://ameblo.jp/kenshirai/entry-10339133785.html
ありがとうございます!


「私の失敗談」でもおなじみのシライさんのイラスト、とにかく強烈です。一度見たら
忘れないその独特のタッチで、Gmのトップページでもかなりの異彩を放っていますが、
こちらのブログでも爆笑間違いなしの4コマ漫画(?)など、シライケン・ワールドが
炸裂しております。ぜひご覧ください!



また、38号の特集にご登場いただいた高津玉枝さん(株式会社 福市)も、ブログ
「最新フェアトレード情報」でGmをご紹介くださいました。
http://ameblo.jp/tamaefukuichi/entry-10338571942.html


こうして、一緒にお仕事をさせていただいた方々がこのような形でご紹介くださり
応援してくださるのは、本当に嬉しいことですね〜。また、取材させていただいた方
のその後をご活躍を見るにつけ、こちらとしても本当に応援したくなってしまいます。
フェアトレードという、日本ではまだあまり馴染みのない事業で奮闘される高津さん
のブログ、必見です!


そんな高津さんにもご登場いただいた38号の特集「オルタナティブ・ビジネスの可能性」
では、環境問題やフェアトレードCSRといった分野でご活躍されている方々にご登場
いただきました。そんなテーマでいろいろ調べているうちに、何度か見かけたのが、
エシカル(ethical)」という言葉でした。
(予告からダイブ時間が経ってしまい、スミマセン!)


Ethicalとは広義的には、「道徳上の」とか「倫理的な」というような意味になるようですが、
最近では“地球環境や社会に配慮している”という意味合いで生産体制や消費行動に
対して使われるキーワードになっているようです。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/abc/newword/080304_40th/


オーガニックな原料を使っていたり、環境に配慮したパッケージを使用したり、また
フェアトレードによって生産者を経済的・人道的にサポートできる素材を調達するなど、
さまざまな意味においての「人間としての倫理に基づいた生産体制、もしくは消費行動」
に対して包括的に使われています。


ロンドンからは、こんなレポートもあります。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/world/090121_london/
ジェイド・ジャガーちゃん、初めて写真を見ましたが、口元がお父さんにソックリですね〜。


現在は主にファッションやコスメ、雑貨の世界で積極的に使われる言葉のようですが、英語圏
のメディアでは、「エシカル」を含む複合語も多数使われ始めているようです。例えば、
エシカルデザイン(倫理的デザイン)、エシカルインベストメント(倫理的投資)、
バイイングエシカル(倫理的に買う)などなど。


最近は、「エコ」や「グリーン」、「ロハス」、「オーガニック」といった言葉で喧伝される
商品が数多くありますが、それらを包括する概念として今後注目されるキーワードに
なってきそうですね。


でも、「エコ云々」といった上記の言葉たちも、最近は便利な「マーケティング用語」として、
それこそ言葉自体が「消費」されているような印象もありますよね。そして、これらの
言葉にはにわかに反論しにくい雰囲気すら漂います。


「みんなの地球を守りましょう」って言われたとき、そりゃもう反論できないですよ。


前号の本誌「英文メール強化塾」に“motherhood issue”という言葉の解説がありました。
「『母性の大切さ』に代表されるような、社会の誰もが重要性を否定できない根本的な価値」
というような意味でしたね(ってエラそうに言ってますが、僕も初めて知りました……)。
要は、黄門様の印籠ではありませんが、それを出されてしまっては、反論も何もできなく
なるような価値のことを言っていました。


倫理や道徳、もっと言ってしまえば「正義」などという言葉は、ある種反論しにくい、
まさに「motherhood issue」の代表選手という気がします。と同時にどこか教条的で押し付け
がましい雰囲気も漂いますよね。このような印象を、例えば「エコ」という言葉に代表される
昨今の風潮に感じていらっしゃる方も少なくないと思います。


でも、今回特集にご登場いただいた方々に共通して感じられたのは、そういった押し付けがましさ
でもなく、浮ついたトレンドでもなく、何かものすごく肩に力の入った使命感にかられてという
感じでもなく、「こうした方が、自分がそして社会全体が気持ちよく過ごせる」といった、
ごくごく自然体な姿勢でした。


倫理や道徳を必要以上に振りかざすことなく、「こんな社会になったらいいな」という自らの
肌感覚に忠実に、自然体で事業に取り組むみなさまの取り組みを指して、それを「エシカル
と呼ぶとき、そこに初めて言葉としてのリアリティを感じられるなと。
そんなことを考えた今回の取材でした。


ご興味を持たれた方は、ぜひ今回の特集「オルタナティブ・ビジネスの可能性」をご覧下さい!


というわけで、予告からひっぱった割には大したオチもつかなかったアラマキブログでした!


次回はイイジマによる「ウィーン超珍道中 中編(もしくは後編)」です。「音楽の都」ウィーンで、
イイジマの身に何が!?
お楽しみに!!

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