最近気になっている文化のちがい


◆グローバルな視野を育むビジネスweb情報誌『GLOBAL MANAGER』はコチラからどうぞ。


大変ご無沙汰しております、イイジマです。
とっても長くなってしまったウィーン紀行を書いた後、
なんだかものすごい達成感を感じておりました(たかがブログなのに)


さて、日本は残念ながら負けてしまったワールドカップですが、ベスト4の接戦から目が離せません!
・・・とかいっておきながら、実はまったく着いていけてない私でして、
すべての日本戦を次の日に何かで偶然知った・・・という有様でございました。
こんななのでサッカーについてもワールドカップについても無知全開、
パラグアイ戦で敗北する前に「日本は現在ベスト16」と聞いたときは、
「そうか、日本は現在16位なのか」と解釈していましたし、
そのちょっと前は全世界の国が出場できるのかと思っていました。 オリンピックか


こ、こんなだからといって、非国民ってわけではございません。
むしろどこへ行っても、どの国の人と会っても
フランス人並みに日本の素晴らしさを誇っております!!


ん〜ワールドカップ、日本はもう上に進めず残念ですね。 お粗末なまとめですみません



GLOBAL MANAGERでは「私の失敗談」と「Information」が6月30日にアップされました!

失敗談はコチラ、Informationはコチラからどうぞ♪

それぞれお得なプレゼントがありますので、ぜひアクセスして詳細をご覧になってみてくださいませ!


GLOBAL MANAGER本誌部分をお読みいただくには読者登録をしていただいております。
読者登録がまだの方はコチラからどうぞ (^з^)/



さて、ウィーン紀行が終わったいま、次は何を書きましょうと、
在英時代をあれこれ考えて思い起こしておりました。
そこで最近、よく考える欧米と日本の違いのある点について書かせていただきたいと思います。


みなさんご存知のように、欧米には握手やハグ、キスをする習慣がありますよね。
普段はちょっとワルだぜという感じの男子もギャル風女子も、
親御さんやおじいちゃんおばあちゃんに久しぶりに会った時には、熱いハグやキスをします。


親との身体的接触を含むコミュニケーションは、子どもの健全な成長に重要な役割を果たすそうでして、
それがないと、子どもはなんらかの発達障害を発症してしまったり、
免疫力の低下や、対人能力の欠如、身体能力の低下など精神面、発達面、健康面と
あらゆるところになんらかの悪影響が認められることが多いそうです。


戦後、イタリアの孤児院での罹患率や死亡率が、一般家庭の子どものそれと比べて著しく高く、
また上記のような障害や問題を抱える子が大変多かったそうです。
医学的措置をとってみましたが効果が表れなかったなかで、
看護師による身体的な愛情表現を含むコミュニケーションを取ってみると、
その孤児院では驚くほど罹患率・死亡率が低下したのだそうです。
これに着目したイギリスの精神分析家ジョン・ボウルビィの研究は、
その後の親子関係の研究にとって非常に大きな貢献となったとか。



また、アメリカの心理学者ハーリー・ハーロウによる、サルを使ったこんな実験もあります。
生後間もない子ザルを母ザルから引き離し、用意されたふたつの大きな人形を前に、
サルがどちらに愛着を示すかという実験です。
ひとつは針金の硬いものでできていて、ミルクの入った哺乳瓶がくくりつけられています。
もう一方はやわらかい布にくるまれていて、ミルクなどはありません。


子ザルを人形の前に離して観察してみると、針金の人形の方にはミルクを飲みには行くのですが、
抱きついたり接触したりする時間は、トータルで布にくるまれていた人形の方が多かったのです。
ミルクは出ないのに、です。
この実験から、空腹を満たすなどの生理的欲求を満たしてくれる存在よりも、
やわらかい肌触りや感触によって愛情を満たしてくれる存在を求めることがわかりました。



肌から内面に伝ってくるものの影響力、身体的接触を含む愛情のこもったコミュニケーションが
子どもにとってどれだけ大切なのかを物語っている実験ですね。


さて、そこで冒頭に戻りますが、欧米にはハグキス文化があり、日本にはない。
となると、子どもの成長に与える影響にけっこう大きな差はあるのでしょうか。
それとも人種(体質や思考、染色体やDNAなど)の違いがあるので、
ハグキス文化は直接は関係ないのでしょうか?
もしくは私が知らないだけで、どなたか心理学者の方が解明していることなのかも・・・?


最近とても気になっている、外国と日本の文化のちがいのひとつです。


今ハグキスといって思い出すのがアルゼンチンのマラドーナ監督ですね。
ワールドカップにうとい私でもあの監督にはいつも目が釘付けです。
マラドーナ監督が選手全員を抱きしめてあげるところ、
自分の選手だけではなく負けたギリシャの選手までもハグしていたところ、
そんなマラドーナ監督の姿に感動した人も多いのではないでしょうか。
(先日はドイツにボロ負けしてしまいましたが・・・)。


と、答えがない、投げかけのようなブログになってしまいました。
日々こうしたことを悶々と考えているイイジマからバトンタッチして、次回は編集長アラマキのブログです!

※手違いにより、1つ前のアラマキ記事を消去してしまいました・・・。
 すすす、すみません!!!





◆Web情報誌『GLOBAL MANAGER』への読者登録(無料)はコチラからどうぞ。

※集計のため、このブログをご覧になって読者登録をしてくださった方は、登録画面内アンケートでその旨お知らせいただけますと嬉しいです!※       
                            ココにチェックを入れてください

                 (この画像は登録画面のサンプルです)